色の心理的効果…その3 “明度”“彩度”

色と心理

色には心理的効果というものがあります。

「赤」とか「黄」などと認識するだけでなく、その色のついている物を「柔らかそう」とか、「派手」「地味」と感じたりする場合があると思います。

これを色の心理的効果といいます。

これは色の三属性や波長と関係しています。

 

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*“やわらかい色・かたい色”…イメージに合わせて色選び

色の軟・硬感も「色の心理的効果…その2」に出てきた「明度」と関係しています。

 

明度が高い色(明るい色)はやわらかい印象になり、明度が低い色(暗い色)は硬い印象になります。

 

図1

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図1を見るとAのパステル調のピンクの方がBの黒よりもやわらかい印象になります。

 

ベビー用品にはよく明度の高いパステル調の色が使われていますが、それは赤ちゃんの肌のやわらかいイメージに合わせて、優しく包み込むイメージを持たせる意味があります。

逆に鉄や岩などは明度の低い暗い色を使うことによって、重さや硬さをイメージさせる心理的効果もあります。

 

図2

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上の図2のように

イラストで何かを表現する場合、「風船」などやわらかく見せたいものに明度の低い暗い色を使ったり、硬く見せたい「鉄アレイ」に明度の高い明るい色を使ったりすると、その物が本来持つはずの、やわらかさや硬さが表現できません。

本来は弾力のあるやわらかさの風船が、押しても形の変わらないプラスチックの玉のように見えたり、硬い鉄でできているはずの鉄アレイがペットボトルのような素材でできている物のように見えたりしてしまいます。

 

この図2のイラストの色を変えると下のようになります。

図3

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いかがでしょうか?

風船、鉄アレイのやわらかさ、かたさといった質感をイメージさせるには、こちらの色の方が合っているのではないでしょうか?

同様に軽さ・重さのイメージもあいまって、それぞれのイメージ、印象をうまく表わすことができます。

 

これが明度が影響する心理的効果です。

 

 


 

*“派手な色・地味な色”…はなやかさ=派手!?

色による派手・地味感は「彩度」との深いかかわりがあります。

彩度が高い色ほど、派手な印象が強くなり、彩度が低い色は地味な印象になります。

 

派手という言葉は「彩り、行動、性格などが際立っていて、特に人目を引くこと」と辞書の意味にあります。

人目を引く色、イコール派手な色とも考えられます。

また、「人目を引く」という機能を「誘目性」と言いますが、誘目性を高める条件に彩度が高く、かつ暖色系というものがあります。

派手で目立たせたいときには、原色や純色といわれる、彩度の高い色の中でも赤、黄、オレンジなどの暖色系の色を使うと良いようです。

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