目立つ色…誘目性と視認性

一般的に目立つ色は、彩度が高い暖色系の色、つまり赤、オレンジ、黄などの色になります。

これらの色は人の目を引く機能である「誘目性」もあるため、看板や商品パッケージ、商品のロゴなどにもよく使われています。

また「誘目性」に似た言葉で「視認性」という言葉があります。
「視認性」とは目で見た時の確認のしやすさのことで、ある背景色に対して色や形が際立っていたり、文字が大きくてわかりやすかったりといった度合で「視認性が高い」「視認性が低い」というように表現します。
2つの言葉を簡単に説明すると、
・誘目性…サインや標識はここですよ!と人の目を引き付ける機能
・視認性…サインや標識を探している時のそのサインや標識自体の見えやすさ
ということになります。

視認性は、ある色をある背景に置いたものが、どれくらいの距離のところで、その色として認識できるかで確認されることが多いようです。

つまり距離が遠いところで確認できる色ほど、その色はその背景色では「目立つ色」であり、視認性が高い色ということになります。

背景色によっての目立つ、目立たないを下の図で見てみましょう。

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背景が黒と白で比べてみると、背景が黒の時には目立っていた「黄」は、背景が白になるとわかりにくいことがわかると思います。

逆に背景が黒の時にわかりにくかった「青」や「紺」は背景が白になると黒の時より、はっきり見やすくなるのがわかると思います。

色の心理的効果…その1、色の暖寒感は色相と関係しています。

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また色の判別のしやすさは明度の差が大きいことも条件の1つとされています。

この条件から考えると、上の図では「白」と「黒」の組み合わせが、最も明度差の大きい組み合わせなのですが、この組み合わせは“見やすさ”はあっても“目立つ”とはいえないようです。

また、背景が「白」でも「黒」でも同じように目立つ色は「赤」「オレンジ」であり、これ暖色系の色は誘目性が高いということからもわかると思います。

目立つ色、つまり人目を引く色はあくまでも、有彩色でかつ高彩度であることが重要なポイントになるようです。

上の図の中では「黄」が最も明度が高く、かつ高彩度色であるため、最も明度の低い色「黒」を背景にしたときは、一番目立つ色になります。

バリケードや遮断機にも使われている組み合わせです。

青は「黒」の背景では、明度差が小さいため目立ちませんが、「白」を背景にすると明度差が大きくなるため、視認性が高くなります。

青は寒色系の色なので暖色系の色ほど目立ちませんが、高彩度色であるため目立つ条件は含んでいます。

背景を「青」にして、文字を「白」にすると、人目を引きやすく、見やすい文字に「なります。交通標識などで使われている色の組み合わせです。

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このように色は、その色の持つ性質や組み合わせ方により、目立ったり目立たなくなったりします。

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