ファッションと色彩

ファッション業界と色

ファッションの世界は流行色の提案からはじまります。実シーズン(商品がお店に並ぶ時期)の約2年前に春夏と秋冬に分けて、インターカラーと呼ばれる機関から世界に向けてカラートレンドが発表されます。そしてその情報を取り入れた素材が、ヨーロッパを中心とした素材展で提案され、その後アパレルメーカー(既製服製造卸売業)は、それらの色や素材などの情報を集めて 分析して商品を企画します。その後アパレルメーカーで展示会が行われ、小売店は売りたい商品をそこで選択して発注し、その発注した商品がお店に並び、その時期が実シーズンとなります。

また、実シーズンの約半年前に4大コレクションと呼ばれている、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ミラノの世界の主要都市4ヶ所で開催されるデザイナーズコレクションがあります。これはファッションマインドをリードするコレクションでそれぞれのコレクションで実シーズンに向けたファッションの提案がなされます。

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カラートレンド

この4大コレクションでのファッションは専門の雑誌や新聞ですぐに報道されます。この情報をもとに私たちが普段買い物をするようなメーカーや小売店が実シーズンに向けて、商品の企画や選択をおこないます。
一般のファッション雑誌でもそのファッションのコーディネートや色などの傾向が掲載され、ファッション情報が伝達されます。こうしてそのシーズンの流行やトレンドといったファッションが展開されます。

つまり、私たちが今店頭で目にする商品は、2年前に色の提案が出され、その情報を分析し商品の企画が行なわれそれが商品となったものといえます。

ちなみに、インターカラーは世界各国のファッション色彩関連の団体などが集まり、国際的な共通認識に立った流行色を選定する機関です。日本語では国際流行色委員会といいます。1968年に発足した機関で、加盟国が提案色を持ち寄りトレンドカラーを選定しています。本部はフランスのパリにあり開催場所も主にパリです。
日本ではJAFCA(日本流行色協会)が日本を代表して参加しています。加盟国は2015年1月の時点では15ヶ国(イギリス、イタリア、韓国、スイス、スペイン、タイ、中国、ドイツ、トルコ、日本、ハンガリー、フィンランド、フランス、ポルトガル、アメリカ)です。
インターカラーでの色の選定後、日本ではJAFCAが選定されたトレンドカラーを参考にしながら、国内市場の傾向を検討し、国内向けのトレンドカラーを選定・発信します。これが実シーズンの約1年半前で、その後JAFCAの情報を参考に繊維業界が商品企画をし、店頭に商品が並びます。

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