シャーベットや自然の色ってどんな色?

シャーベットトーン

1960年代初頭の流行色としてシャーベットトーンが挙げられます。シャーベットトーンとはその名の通りシャーベットを連想させる淡い色のことです。

この流行色の特徴は赤や黄色、青というような「色相」ではなく、淡い、濃い、鮮やかといった「色調」つまり「トーン」としての色であるということです。1962年に日本流行色協会(JAFCA)から婦人服のための色として発表され、繊維メーカーの東洋レーヨン(現・東レ)を中心に、qその他の業界も巻き込んだ共同キャンペーンが張られて一大流行色となりました。

1960年代はシャーベットトーンを皮切りに原色調へと次第に色彩の彩度が上昇していく流れがうかがえます。この流れは衣料の分野にとどまらずインテリアファブリックスも原色調が全盛となり、使われる色彩の彩度、配色のコントラストともに、現在からすると想像できないほど強い商品が現れました。

また60年代後半から70年代初期にかけてさまざまな商品にこの時代を特徴づけるイエロ ーが現れています。イエローは、「陽気、楽しい、明るい」などの60年代の気分を反映した色であったようです。

江戸時代にも流行色はあった?

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アースカラー

1970年代中期から後期にかけてのファッションカラーとして、衣料・インテリア・乗用車・家電製品などにいたるまで幅広く人気を得たのがアースカラーです。アースカラーとは土や大地の色、木の幹の色、空や海などの水の色、季節により変化する木の葉の色など、自然の中に見られる色で、ベージュやカーキなどを含む茶色系、緑系の色が中心になっています。アースカラーのバリエーションの中でも、特にベージュは現在に至るまで自然志向の代表色として市場に定着しています。この流行は、1960年代のシャーベットトーンがファッション業界のキャンペーンによって広まったこととは異なり、自然発生的な生活者主導型の性格を持っています。70年代の流行色や人気色は、多くが濁色系であり、60年代の原色調の派手感に対し地味感の強い色となっています。この背景には 60年代の大量生産、大量消費の時代から一転、石油ショックでの不況から消費が縮小、それまでの大量生産、大量消費による使い捨てへの反省から、環境保護の考えか出てきたのが70年代でした。環境を意識する色としてアースカラーの流行となったようです。

これ以降、アースカラーはファッション定番カラーのひとつとなり、また周期的に流行色としてもたびたび注目されています。

高貴な色は何色?・・・身分と色

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