季節のイメージ
ある色を見て、もしくは色の名前を聞いたとき、物や人あるいは感覚や感情が思い浮かぶことがあると思います。
それを色の連想といいます。逆に物や人、感覚、感情などから、ある色が思い浮かぶこともあります。
こんな風に色とイメージは密接な関係があります。
春夏秋冬、季節によってイメージする色があると思います。
季節のイメージカラーは?
例えば、寒い冬が終わり日差しが暖かく植物が芽吹く『春』は明るい黄色や黄緑、桜の花の淡いピンクなどがイメージできると思います。
『夏』は真っ青な空や海の青、木々の深緑、ビーチを彩るカラフルでビビッドな色、シャーベットのような淡い色、『秋』は紅葉の橙色や朱色、『冬』は真っ白な雪やクリスマスのきらめく装飾の色など、四季の自然の中に見られる色や行事などによってもイメージする色があります。
10月のイメージカラー
それでは10月のイメージカラーはどんな色でしょうか?
まずは10月から連想する言葉をあげてみましょう。
10月、季節は秋、行事では体育の日(10月の第二月曜日)、ハロウィン、またはハロウィーン(10月31日)があります。他には紅葉や紅葉狩りがあります。
これらの言葉からイメージする色を考えてみましょう。
『秋』から連想するものは、 『実りの秋』『紅葉』などがあげられます。
ではでは『実りの秋』からはどんな色をイメージするでしょうか。
秋は穀物や果物の収穫の時期です。
この時期に穫れる穀物や果物といえば、米(稲穂)、柿、栗、ぶどう、梨、りんご、さつまいも、じゃがいもなどがあります。
稲穂は黄金色(こがねいろ)、金色(こんじき、きんいろ)、山吹色(やまぶきいろ)、ハーベスト(収穫)イエローという色名もあるようです。
柿は赤みを帯びた橙色、柿色という色名が昔からあるそうです。
他に栗の色は茶色や淡い黄色、ぶどうの紫、りんごの赤、さつまいもは紫と黄色、じゃがいもはごく薄い黄色など様々な色がありますが、赤から黄色の色相が多い印象です。
またもみじやいちょうが色付く『紅葉』からは赤、朱色、黄色が浮かびます。
秋は9月〜11月、上にあげた穀物や果物の多くも収穫時期や旬の時期が同じように数ヶ月にまたがっていますし、紅葉も同様に10月限定の色とはいえませんが、10月をイメージする色の中に含めても良さそうです。
行事では『体育の日』、秋晴れの青い空や爽やかな白いTシャツやカラフルなスポーツウエアの色などが浮かびます。
そして近年、日本でも定着してきた感がある『ハロウィン、ハロウィーン』。
本来は秋の収穫を祝い悪霊を追い出すための行事のようですが、日本では仮装パーティーや仮装パレードなどが仮装やコスプレを楽しむ行事となっています。
『ハロウィン』でイメージするのは、ハロウィンのイラストやディスプレイで見かける、オレンジ色のかぼちゃのちょうちん『ジャック・オー・ランタン』やおばけ、コウモリなどです。
色はオレンジ、紫、黒、そして暗闇の中で輝く光を表現する黄色などです。
10月のイメージカラーは紅葉や収穫、ハロウィンのかぼちゃをイメージする、赤、橙色、黄色、そして秋晴れの青空のような明るい青やハロウィンの紫、黒を組み合わせると、秋の9月~11月の中で10月独自の色のイメージが出せるのではないでしょうか。
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